【( ^ω■)宇宙戦士ブンダムのようです】
【( ^ω■)宇宙戦士ブンダムのようです】
55 名前: ◆SHBVDwnca.[sage] 投稿日:2010/08/31(火) 12:30:46 ID:yYFQKj4c0 (  ω゚)「ククク・・・」 56 名前: ◆SHBVDwnca.[sage] 投稿日:2010/08/31(火) 12:32:16 ID:yYFQKj4c0 ( ・∀・)「内藤君! 準備はいいかね?」 ( ^ω^)「はい!」 ξ゚听)ξ「頑張ってね!」 ( ^ω^)「内藤ホライゾン、ブンダム出撃しますお!!」 【 宇宙戦士ブンダムのようです 】 57 名前: ◆SHBVDwnca.[sage] 投稿日:2010/08/31(火) 12:33:05 ID:yYFQKj4c0 宇宙戦士ブンダム。 それは銀河連邦軍が作り上げた最新鋭の巨大人型戦闘兵器である・・・ パイロットの内藤ホライゾンと共に今日も宇宙の平和の為に戦うのだ! ガシャーン! ( ^ω^)「着地成功! この星は辺り一面が荒野だおね。 嫌になるくらいの」 ( ^ω^)「さて敵の目撃報告が在った場所は、ここかお?」 (^ω^ ) ( ^ω^) ( ^ω^ ) (;^ω^) (;^ω^)「艦長! 目標の姿が見当たりませんお!」 ( ・∀・)「内藤、艦のレーダーでも敵を発見することは出来ないようだ」 ( ・∀・)「前線のお前が探すんだ! 見つけ次第我が艦も援護に入る!」 ( ^ω^)「はいですお!」 58 名前: ◆SHBVDwnca.[sage] 投稿日:2010/08/31(火) 12:33:46 ID:yYFQKj4c0 ( ^ω^)「敵は・・・ 何処だおっ!」 レーダースコープ     ↓ ( ^ω■) ピピピピ...... (;^ω■)「くっ、見付からないお」 ( ・∀・)「むう、敵は上手く隠れているようだな」 ξ゚听)ξ「レーダーにも全く映りま・・・」  ピキューン!! ξ*゚听)ξ + ξ゚听)ξ「内藤! 敵はもう少し進んだ先よ!」 (;^ω■)「い、今探してたのに・・・」 ( ・∀・) (これが宇宙に上がった新人類の力か・・・) 59 名前: ◆SHBVDwnca.[sage] 投稿日:2010/08/31(火) 12:34:36 ID:yYFQKj4c0 ( ^ω■)「よし! 進撃しますお!」 ( ・∀・)「敵の総数や布陣は不明だ。 慎重に進むのだ」 ( ^ω■)「了解ですお!」 ξ゚听)ξ「・・・」  ピキューン!! ξ*゚听)ξ + ξ゚听)ξ「敵は全部で量産型が十機よ!」 ( ^ω■)「・・・」 ( ・∀・)「・・・」 60 名前: ◆SHBVDwnca.[sage] 投稿日:2010/08/31(火) 12:35:20 ID:yYFQKj4c0 ( ・∀・)「・・・だそうだ。 ブンダムの性能なら問題あるまい。 スキップでもしながら進みたまえ」 (;^ω■)「それはどうかと思いますお・・・」  ピキューン!! ξ*゚听)ξ + ξ゚听)ξ「敵はこっちに全然気が付いていないからスキップでも大丈夫よ!」 (;^ω■)「うん、そうなのかお・・・」 61 名前: ◆SHBVDwnca.[sage] 投稿日:2010/08/31(火) 12:36:01 ID:yYFQKj4c0 ( ^ω■)「あのー、艦長? ツンさん? ちょっといいですかお?」 ( ・∀・)「なんだ?」 ξ゚听)ξ「・・・?」 ( ^ω■)「あんまり言いたくないんですけど」 ( ^ω■)「もうブンダムにはツンさんが乗ったらいいんじゃないでしょうかお?」 62 名前: ◆SHBVDwnca.[sage] 投稿日:2010/08/31(火) 12:36:46 ID:yYFQKj4c0 ( ・∀・)「なんだと・・・?」 ξ゚听)ξ「えー、無理だわよー」 ( ^ω■)「いや、出来ると思うお。 心の底から」 ( ^ω■)「ツンさんは特殊な力を持つ新人類ですし」 ξ゚听)ξ「でも慣れてる人が乗った方がいいでしょう?」 ( ^ω■)「ツンさんの能力があれば僕よりもずっと効率がいいと思いますお」 ξ゚听)ξ「管制官がいなくなっちゃうわよ?」 ( ^ω■)「僕が代わりにやるお。 やらせていただくお」 ( ^ω■)「艦長、どうでしょうかお。 この戦闘が終わってからでもいいですお」 (#・∀・)「・・・」 63 名前: ◆SHBVDwnca.[sage] 投稿日:2010/08/31(火) 12:38:13 ID:yYFQKj4c0 (#・∀・)「内藤ホライゾン!」 (;^ω■) ビクッ! ( ・∀・)「私はツンのような新人類を戦争の道具にしたくはないのだよ!」 ( ・∀・)「宇宙に上がったことで生まれた新人類。 その可能性を戦争だけに費やすわけにはいかないのだ!」 ξ゚听)ξ「艦長・・・」 (;^ω■)「そんなこと言ってたら旧人類の自信がへし折れてしまうお、今にも・・・」 (;^ω■)「人には適材適所ってものが・・・」 ( ・∀・)「内藤、わかってくれるな?」 (;^ω■)「聞いてもくれねえお」 ( ・∀・)「内藤!」 (;^ω■)「・・・はい、だお」 64 名前: ◆SHBVDwnca.[sage] 投稿日:2010/08/31(火) 12:38:54 ID:yYFQKj4c0 ( ・∀・)「ようし、行けっ!」 ( ^ω■)「ブンダム、前に出ますおっ!」      敵機       ↓     〜(十) ( ^ω■)「敵機発見! 撃ちますおっ!」 バキューン! ドカーン! ( ^ω■)「よし、やったおっ!」 ( ^ω■)「次の敵はどこだおっ!」 65 名前: ◆SHBVDwnca.[sage] 投稿日:2010/08/31(火) 12:39:54 ID:yYFQKj4c0 ξ゚听)ξ「艦長、ブンダムが敵機を撃墜しました!」 ( ・∀・)「ようし、我が艦も攻撃に入るぞ!」  ピキューン!! ξ*゚听)ξ + ξ゚听)ξ「我が艦に敵別働隊が接近してきます!」 (;・∀・)「何だと! それではブンダムの援護に行けん!」 ●わかりやすい図  【敵の別部隊】                                  【敵部隊(残り九機)】   ギューン!                                      (十) (十)三  三(十)           【戦艦】      【ブンダム(孤立無援)】    (十) (十)三        ドギューン!! 三(十) 三(十)         □            ○                (十) (十) (十)三  三(十)                                         (十) (十)三 ( ・∀・)「↑のような感じだ! 内藤、早くそっちを片付けて援護に来てくれ!」 ξ゚听)ξ「早くね!」 (;^ω■)「えぇー、さっきはスキップでもいいって言ってたくらいだったのに今になって突然急かされたおー」 ( ・∀・)「戦場に絶対はないんだ! 頼んだぞ、内藤!」 66 名前: ◆SHBVDwnca.[sage] 投稿日:2010/08/31(火) 12:40:35 ID:yYFQKj4c0 [12/44] (;^ω■)「艦の援護があると仮定したシミュレートが全く役に立たなくなったお!」   ズギューン!  三(十)  三(十)     三(十) (;^ω■)「来るかおっ!? 前衛は三機かっ!」 (;^ω■)「弱っちぃはずの量産機が相手だってのに手が震えてきたお・・・」 (;^ω■)「くっそおっ! やるっきゃ内藤だおっ!!」 (;^ω■)「ターゲットロック! ブーンライフルッ!!」 バキュンバキューン! バキューン! (;^ω■)「ちょこまかと動きやがるおっ!」 (;^ω■)「・・・艦の方はどうなってるんだお?」 67 名前: ◆SHBVDwnca.[sage] 投稿日:2010/08/31(火) 12:41:29 ID:yYFQKj4c0  ピキューン!! ξ*゚听)ξ + ξ゚听)ξ「艦長! 右斜め上です!」 ( ・∀・)「モララーキャノン発射!」 ドゴーン! チュドーン! ( ・∀・)「ようし、撃墜だ!」  ピキューン!! ξ*゚听)ξ + ξ゚听)ξ「次は後方です! 急速転回を!」 ( ・∀・)「急速転回! そしてモララーキャノンチャージだ!」 (;^ω■)「・・・」 (;^ω■)「今の僕は凄まじく無力感を得ているお・・・」 (;^ω■)「お前らがこっちの援護に来いお・・・」 68 名前: ◆SHBVDwnca.[sage] 投稿日:2010/08/31(火) 12:43:05 ID:yYFQKj4c0 (;^ω■)「はぁはぁ・・・」 (;^ω■)「戦闘開始から十数分経ったけど」 ズキューン! ズキューン! (;^ω■)「相変わらずこっちは敵の連携が上手くて苦戦中だお ( ・∀・)「内藤、こっちは片付いたぞ。 そっちはまだか」 (;^ω■)「まだです! 援護をお願いします!」 ( ・∀・)「ようし、今行くぞっ!」 ピコピコピキューン! ピコピコピキューン! ( ・∀・)「むっ、艦の接近警報が!」 69 名前: ◆SHBVDwnca.[sage] 投稿日:2010/08/31(火) 12:43:46 ID:yYFQKj4c0 ξ゚听)ξ「艦長! 敵部隊が更に増加しそうです!」 ( ・∀・)「むむっ! 迂闊に動くとその隙を狙われるな」 ( ・∀・)「ということだ、内藤! そっちは自分で何とかしてくれ!」 (;^ω■)「えぇー! 苦戦しているのにぃー」 ( ・∀・)「内藤! 弱音を吐くな!」 ( ・∀・)「戦場に楽が出来て簡単な場所なんてないんだ!」 ξ゚听)ξ「こっちも頑張るから頑張ってね! 内藤!」 (;^ω■)「あんたらは随分と楽してると思うお・・・」 70 名前: ◆SHBVDwnca.[sage] 投稿日:2010/08/31(火) 12:45:10 ID:yYFQKj4c0 ズキュンズキュ−ン! ドカーン! (;^ω■)「何かそっちから支援とか出来ないんですかお!?」  ピキューン!! ξ*゚听)ξ + ξ゚听)ξ「内藤! 敵は八秒後に両翼を引かせた横一線の陣形になるわ!」 (;^ω■)「えっ!?」 ξ゚听)ξ「退いていく部隊の左側を追撃して距離を詰めてから接近戦よ!」 (;^ω■)「ちょっ、無理・・・ 対応できないお!」 ズザザザッ!! ξ゚听)ξ「あらら、敵の陣形が整っちゃいましたね」 ( ・∀・)「内藤の反応速度が遅い。 これは調整の必要があるな」 (;^ω■)「僕は君らとブンダムのマンマシンインターフェースじゃないお・・・」 (;^ω■)「つーか、ツンさん。 めっちゃ戦争してるお・・・」 71 名前: ◆SHBVDwnca.[sage] 投稿日:2010/08/31(火) 12:46:27 ID:yYFQKj4c0 ―――― ―― (;^ω■)「ようしっ! これでラストだおっ!」 ザシュッ! チュドーン! (;^ω■)「ふぃー、やっと倒しきったお」 ξ゚听)ξ「お疲れ様ー」 ( ・∀・)「だが内藤、気を抜いている暇はないぞ」 ( ・∀・)「さっき確認した敵増援がこっちに向かって接近中だ!」 ( ・∀・)「至急、艦の近くまで後退するんだ! 援護してくれ!」 (;^ω■)「援護したくねえお。 お前らを援護したくねえお」 (;^ω■)「でも行かないと帰る場所がなくなるからまずいんだおねー」 (;^ω■)「はぁ、弱い立場って嫌になるお」 72 名前: ◆SHBVDwnca.[sage] 投稿日:2010/08/31(火) 12:47:32 ID:yYFQKj4c0 ξ゚听)ξ「敵接近! ・・・これは!?」 ( ・∀・)「どうした! なにがあった!?」 ξ゚听)ξ「敵軍勢の中で一機だけ、ずば抜けて速い機体があります!」 ( ・∀・)「新型か!? 内藤、気をつけろよ!」 ξ゚听)ξ「敵機、メインカメラに映ります!」 ( ・∀・)「ゴクリ」 (;^ω■)「何がくるんだお!」 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・ 73 名前: ◆SHBVDwnca.[sage] 投稿日:2010/08/31(火) 12:48:13 ID:yYFQKj4c0  ずば抜けて速い敵機体       ↓       |ヽノi  〜( ̄ ̄( ∵) < ニャーン    uu-一uu (;^ω■)「ネコちゃんだぁぁあああっ!!」 ξ゚听)ξ「見かけにだまされないで内藤! ああ見えて新型なのよ!」 (;・∀・)「だが、あんなに可愛かったら攻撃なんて出来ないぞ!」 (;^ω■)「くっ、侵略者め! 卑劣な手を! 僕の弱いところを付いてくるおっ!」 ξ゚听)ξ「内藤頑張って! ゲームだと思うのよ!」 (;^ω■)「くっ、新人類め、好き勝手に云う! 僕もゆとり教育を受けたかったおっ!」 74 名前: ◆SHBVDwnca.[sage] 投稿日:2010/08/31(火) 12:49:16 ID:yYFQKj4c0 ( ・∀・)「内藤! 敵の新型は任せるぞ! こっちは周りの雑魚を引き付けておく!」 ( ・∀・)「なんとしてでも撃墜してくれ!」 ξ゚听)ξ「お願いね、内藤!」 (;^ω■)「何とかやってみますお!」 ズキュンズキュン! ニャーン! バシィッ! (;^ω■)「うわっ、被弾しちゃったお」 ξ゚听)ξ「内藤、大丈夫?」 (;^ω■)「装甲は、まだいける」 (;^ω■)「けど、このまま押されちゃったらまずいお」 ( ・∀・)「内藤、動きが鈍いぞ! 集中するんだ! じきにこっちも援護にいく!」 (;^ω■)「は、はい!」 75 名前: ◆SHBVDwnca.[sage] 投稿日:2010/08/31(火) 12:50:01 ID:yYFQKj4c0 ズキューン! ビュンビュンビューン! ニャンニャーン! (;^ω■)「しかし、ネコちゃんの動きが速すぎるお。 ライフルもかわされてしまうお」 (;^ω■)「凌ぐにしてもいったいどうすれば・・・」 ピコピコピコーン! (;^ω■)「なんだ!? 艦からデータが流れてきたお!」 ξ゚听)ξ「内藤! そのデータをインストールして使うのよ!」 ξ゚听)ξ「それには私が洗い出したネコちゃんの弱点を網羅したモーションデータが入ってるわ!」 (;^ω■)「今、作ったのかお?」 ξ゚听)ξ「今作ったわ! さあ、早く使って!」 76 名前: ◆SHBVDwnca.[sage] 投稿日:2010/08/31(火) 12:51:04 ID:yYFQKj4c0  ピキューン!! ξ*゚听)ξ + ξ゚听)ξ「モララーキャノン発射!」 ドゴーン! チュドーン! ξ゚听)ξ「ようし、撃墜!」 ξ゚听)ξ「さあ、内藤! 早く!」 (;^ω■)「へえ、戦いながら作ったんだ、このプログラム・・・」 (;^ω■)「・・・やっぱ、君がブンダムにう乗るべきだと思うお。 ツンさん」  ピキューン!!    ピキューン!!    ピキューン!! ξ*゚听)ξ + ξ*゚听)ξ + ξ*゚听)ξ + ξ゚听)ξ「モララーミサイル連続発射!」 ドゴドゴドゴーン! チュドドーン! ( ・∀・)「順調に敵が減っているな!」 (;^ω■)「もう本星に帰りたいお。 帰って家業の豆腐屋さんを継ぎたいお・・・」 77 名前: ◆SHBVDwnca.[sage] 投稿日:2010/08/31(火) 12:52:23 ID:yYFQKj4c0 ξ゚听)ξ「周辺に敵影確認できません。 戦闘終了です。 お疲れ様でした」 ( ・∀・)「ようし、みんなよくやってくれた!」 (;^ω■)「ふぃー、何とかなったかお」 ピコピコピキューン!! ピコピコピキューン! (;・∀・)「何っ! 接近警報が鳴るだとっ! まだ来るのかっ!」 ξ゚听)ξ「敵影確認! 一機です!」 (;・∀・)「馬鹿なっ! 一機だけだと!」 ズドドドドーン! ズズズズゥゥンッ! ξ;゚听)ξ「きゃあああああっ!!」 (;・∀・)「うあああああっ!!」 (;^ω■)「か、艦が攻撃されたのかお! 目視できない距離から攻撃を仕掛けられるなんて」 78 名前: ◆SHBVDwnca.[sage] 投稿日:2010/08/31(火) 12:53:06 ID:yYFQKj4c0 (;・∀・)「被害状況は!?」 ξ;゚听)ξ「モララーキャノン大破! 右メインエンジンも出力不安定! 航行不可能! 高度下がっています!」 (;・∀・)「総員! 対ショック姿勢!」 ズドドォォオオオッ!! (;^ω■)「艦は墜ちたかお・・・ 爆破しなかっただけまし、ってかお」 ξ;゚听)ξ「敵機来ます!」 (;・∀・)「新型を二機も投入してくるとは。 二機目は一体どんな姿だ」 ( ^ω■)「どんな姿でもやってやるお! 艦の仇を討ってやるお!」 79 名前: ◆SHBVDwnca.[sage] 投稿日:2010/08/31(火) 12:54:23 ID:yYFQKj4c0  噂の敵新型二機目      ↓     ,vWvWy、   ζ▽`・ェ・▽ <ワンワーン!     ヾmUUm ξ;゚听)ξ「わ、わんわーん!?」 (;^ω■)「ネコに続いて今度はイヌかお!!」 (;^ω■)「しかも前のネコよりも大分かわいい!!」 ズギューン! シュバババッ! ζ▽`・ェ・▽「ワンワンワーン!」 (;^ω■)「くっ、ネコよりもずっと速い! そして撃てないお! 可愛らし過ぎて撃てないおっ!」 (;・∀・)「侵略者め! 我が星の文化を学びすぎだろう!」 (;^ω■)「全くですお! 対話が出来そうかなって勘違いしちゃうほどに!」 80 名前: ◆SHBVDwnca.[sage] 投稿日:2010/08/31(火) 12:56:31 ID:yYFQKj4c0 ワンワーン! ズバシュゥウ!! (;^ω■)「ぐわぁああっ!!」 (#・∀・)「撃てっ! 撃つんだ内藤!」 (;^ω■)「だって、僕はイヌ派なのに・・・」 (#・∀・)「撃てぇっ! 戦場では情けを見せたらやられるぞ!」 (;^ω■)「もう少し僕に同情してお・・・」  ピキューン!! ξ*゚听)ξ + ξ゚听)ξ「内藤! 敵の弱点は耳だわ! 千切るのよ!」 (;^ω■)「才能を発揮するのやめてお」 (;^ω■)「もう本当にすこぶる戦意が落ちるから」 (;^ω■)「あと、めちゃめちゃ残酷注文をしないでお」 (;^ω■)「そんでもって、ツンさん戦いたがってないかお?」 (;^ω■)「兵士にもっ、兵士にも戦場を選ぶ権利をくれお・・・」 81 名前: ◆SHBVDwnca.[sage] 投稿日:2010/08/31(火) 12:57:12 ID:yYFQKj4c0 (#・∀・)「内藤ためらうな!」 ξ゚听)ξ「内藤!」 ζ▽`・ェ・▽「ワンワンワンワ!」 (; ω■)「・・・」 (#・∀・)「何をしている、内藤!」 ξ゚听)ξ「敵が来るわよ!」 ζ▽`・ェ・▽「ワワンワワン!」 ((; ω■))「・・・」 82 名前: ◆SHBVDwnca.[sage] 投稿日:2010/08/31(火) 12:57:54 ID:yYFQKj4c0 (#・∀・)「内藤! 撃てぇっ!」 ξ#゚听)ξ「内藤! 殺るのよっ!」 ζ▽`・ェ・´▽「ワンワンワウウウッ!!」 (  ω■)「・・・」 (  ω )っミ◆ (  ω )「艦長といい管制官といい、侵略者といい・・・」 (# ω )「どこまで・・・ どこまで・・・」 (# ω゚)「どこまで俺の心を虐げるんだぁぁあああっっ!!!」 83 名前: ◆SHBVDwnca.[sage] 投稿日:2010/08/31(火) 12:59:42 ID:yYFQKj4c0 (# ω゚)「おおおおおぉぉおおおああああぁぁあああああっっ!!!!」 内藤の荒々しい咆哮に応じたが如く、彼が駆る機動兵器に深紫の炎とも光とも判断の付かぬ紋様が走った。 紋様は周囲の空間に広がり、揺れ動き、うねり、巡り、その大部分が機動兵器の後背部に闇の翼となって収束される。 (# ω゚)「侵略者どもっ! そもそも貴様らさえ居なければぁぁあああっ!!」 踏み込む脚は岩盤を砕き、広げた両腕は爪牙宜しく空を裂く。 背後に黒き帯の残像を長く残して、目標に向けて疾駆する機動兵器。 その様は羅刹か鬼人か、または修羅か。 何物をも追随させぬ凶悪な重圧を以って機動兵器は既に獲物成り下がった敵機との空間を詰めていく。 ξ;゚听)ξ「あっ、ああっ! な、内藤機のエネルギーが艦の計測器を・・・」 急変した現状に驚嘆する彼女の言を遮って内藤の機体に照準を合わせた艦載計測器の画面にひびが入り、破片と煙を撒いて音と共に破裂する。       メ ザ (;・∀・)「覚醒めたというのか、内藤ホライゾン・・・」 大型画面から一瞬たりとも目を逸らそうとしない艦長が声を漏らす。 硬く握られた拳は腕ごと震えて肘掛を揺らしている。 (;・∀・)「新人類に!!」 強く、強く肘掛を叩いた。 艦橋に音が響く。 肘掛の鈍い悲鳴と、 ――機動兵器が敵機を突き飛ばした音が 84 名前: ◆SHBVDwnca.[sage] 投稿日:2010/08/31(火) 13:01:56 ID:yYFQKj4c0 内藤の突進によって、旋風に巻かれる落葉のように上空高く打ち上げられた敵機動兵器。 不意に余りにも強い衝撃を受けた故に激しく錐揉みを起こし、満足な姿勢制御の素振りさえ見せない。              シ バ (# ω゚)「黒浪よ、奴を呪縛れっ! 」 燦然と耀く空の星を掴もうとするかのように腕を伸ばす内藤の機動兵器。 淡く纏われていた邪悪な光の帯が強く発光し、腕から手の平、そして指先を伝い細く鋭く伸びた。 実体を得た黒き力場はその目標、敵機動兵器へ素早く巻き付き、捕らえた標的の装甲を軋ませるほどに硬く締め上げる。 (# ω゚)「うおおおぉぉおおおぉぉぉおおおおおっっ!!」 腕を大きく背後へ振り回し、敵機と自機を繋ぐ闇色の帯を引き寄せる内藤の機体。 吹き飛ばされた瞬間よりも、ずっとずっと乱暴に引かれる敵機体の装甲が剥がれ、宇宙空間に舞い散る。 85 名前: ◆SHBVDwnca.[sage] 投稿日:2010/08/31(火) 13:02:39 ID:yYFQKj4c0    ――呪縛を手繰るその様は              ――亡者の誘いと錯覚させる    ――空いた片手は闇を発し              ――まるで死神の鎌と映える      ――死の宣告が近づき、そして 86 名前: ◆SHBVDwnca.[sage] 投稿日:2010/08/31(火) 13:04:14 ID:yYFQKj4c0 (# ω゚)「ジェノサイドクロォォオオオッッ!!」 深い暗闇を纏い、凶悪な程大きく開かれた内藤が機体の剛手が敵機に食らい付いた。 二機の間の空間に納まりきらない衝撃が熱、光、波動と成って周囲の総てを押し破る。 (# ω゚)「宇宙の闇に砕け散れぇぇえええっ!!!」 此れ迄の何時よりも極めて強い黒紫の奔流が敵機を割り、裂き、微塵に砕く。 其の終末、超新星爆発と見紛う威力の大解放と眩い閃光の後、                オ シ マ イ (# ω゚)「・・・こいつで、『FALL OUT』だっ!!」 (# ω゚)「はーっははははははぁぁああああっ!!!」 敵機は存在ごと掻き消され、高笑う内藤を乗せた機動兵器の姿だけが在った。 ( ・∀・)「・・・」 ξ゚听)ξ「・・・」 この戦闘の一部始終を見ていた旗艦の人員は只の一言たりとも発することが出来なくなってしまっていた。 新人類に覚醒した内藤の圧倒的な重圧を前にして。 88 名前: ◆SHBVDwnca.[sage] 投稿日:2010/08/31(火) 13:07:49 ID:yYFQKj4c0 その後、銀河連邦軍は侵略者に対して圧倒的な攻勢を仕掛け、僅か八ヶ月足らずで勝利を得る。 一年にも満たないの戦闘中、内藤は『常勝不敗の強兵』や『黒き旋風』の異名で広く知られ、軍の出世街道を駆け上がった。 戦争終結から数年後、暗黒面に堕ちきった内藤は権謀術数を駆使し、軍の半数を掌握することに成功。 して、即座に銀河連邦の政府首脳部に宣戦布告する。 最前線で驚異的な武力を振るい、攻め寄る敵機を片っ端から叩き墜とす内藤を前に戦意を保てる兵士はおらず、 さらに僚機に新人類の美しい女性兵士を従え、経験豊富な艦長が率いる無敵艦隊を有していた為、まともに抵抗出来る兵団は存在しなかった。 首尾よく銀河連邦の頂点に立った内藤は自身が持つ英雄的資質と、その戦闘力から人々に与える恐怖感を最大限まで利用し、 ――千年に渡って繁栄する大銀河連邦帝国を打ち建てたのであった。          【 宇宙戦士ブンダムのようです 】                  終幕    (# ω゚)「はーっはっはっはっはっはぁぁあああっっ!!」
87 名前:以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/31(火) 13:06:15 ID:rc4WfkTQ0 これはwwww 89 名前: ◆SHBVDwnca.[sage] 投稿日:2010/08/31(火) 13:10:59 ID:yYFQKj4c0 (  ω゚)「ククク・・・ 少しやりすぎたかもしれんな・・・」 (  ω゚)「そして言い忘れていたがこのスレはsage進行で頼む」 (  ω゚)「sage忘れない限り、で構わないがな、ククク・・・」 91 名前:以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/31(火) 13:20:12 ID:rc4WfkTQ0 ネコちゃんとワンワン噴いたwwww sage把握 乙でした
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